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第6回訪問看護雑学講座

皆さんこんにちは!
合同会社徳吉、更新担当の中西です。

 

訪問看護は、病院や診療所での医療とは異なり、患者が暮らす「自宅」という生活の場でケアを提供するという特殊な医療サービスです。そのため、病院看護とは異なるスキルや心構えが求められます。

訪問看護師は、患者の身体的ケアだけでなく、精神的なサポートや家族のケア、地域との連携など、多岐にわたる役割を担います。その中で、質の高いケアを提供するために守るべき「鉄則」があります。本記事では、訪問看護の鉄則を「基本姿勢」「ケアの実践」「安全管理」「チーム連携」「家族支援」の5つの視点から詳しく解説します。


1. 訪問看護の基本姿勢:患者の生活に寄り添うプロフェッショナルであること

① 「医療者である前に、一人のゲストである」

病院では看護師が主導権を持ちやすいですが、訪問看護では患者の「生活の場」に入ることを忘れてはいけません。

鉄則:「訪問する側である」という意識を持ち、患者や家族のペースを尊重すること。

  • 無理に指導を押し付けない(患者の価値観を大切にする)。
  • 靴の脱ぎ方や身だしなみを整え、第一印象に気を配る。
  • 訪問時の挨拶や、患者との適切な距離感を意識する。

② 「患者の生活を支えるパートナーである」

訪問看護では、病院と違い治療だけでなく、患者の生活そのものを支える視点が求められます。

鉄則:「病気を診るだけでなく、患者の生活全体を考えること。」

  • 食事・排泄・睡眠などの日常生活の状況を把握する。
  • 本人の希望を尊重し、自己決定を支援する。
  • 看護計画を「生活の中で実践できる形」に落とし込む。

2. 訪問看護のケアの実践:確実な技術と臨機応変な対応

① 「観察力がすべて」:限られた時間で異変を察知する

訪問看護では、限られた時間の中で患者の状態を正確に判断する能力が求められます。

鉄則:「わずかな変化を見逃さないこと。」

  • 顔色・呼吸・姿勢・声のトーンなどの変化に敏感になる。
  • バイタルサインだけでなく、表情や仕草も観察する。
  • 介護者(家族など)の疲労度やストレスも把握する。

② 「少ない道具で最大限のケアを」

病院と違い、訪問看護では使える医療機器や物品が限られているため、シンプルで確実な技術が求められます。

鉄則:「現場の制約を理解し、応用力を持つこと。」

  • 物品の準備や補充を常に意識する(緊急時に備える)。
  • 簡易な道具で対応できるスキルを磨く(ガーゼの工夫、シーツ交換の時短技術など)。
  • 清潔保持を徹底し、感染対策を怠らない。

3. 訪問看護の安全管理:事故を防ぐリスクマネジメント

① 「転倒・誤嚥・感染症のリスクを最小限に」

訪問看護の現場では、病院とは異なり、環境が整っていないことが多いため、安全管理が最優先となります。

鉄則:「患者の生活環境を整え、リスクを回避すること。」

  • 自宅内の転倒しやすい場所(敷居、カーペットのめくれ、滑りやすい床)をチェック。
  • 食事の際の誤嚥リスクを考慮し、適切な姿勢を指導。
  • 訪問時の手洗い・消毒を徹底し、感染対策を行う。

② 「緊急時の対応を常に想定する」

病院と違い、訪問先では医療機器や人員が限られているため、緊急時の初動が重要になります。

鉄則:「もしもの時の行動をシミュレーションしておく。」

  • 緊急連絡先をすぐに確認できるようにする。
  • 患者の既往歴・服薬状況を正確に把握しておく。
  • 必要に応じて、家族や介護者にも対応方法をレクチャーする。

4. 訪問看護のチーム連携:多職種との協力がカギ

① 「一人では支えられない、チームの力を活かす」

訪問看護は、医師・ケアマネージャー・介護士・理学療法士・薬剤師など、多職種と連携することが不可欠です。

鉄則:「情報共有をスムーズにし、チームで患者を支えること。」

  • 訪問看護記録を詳細に記入し、関係者と共有する。
  • 医師との連携を密にし、指示の確認を怠らない。
  • 介護職と協力し、患者の生活改善に向けた具体的な提案を行う。

② 「家族との信頼関係を築く」

患者のケアには、家族の協力が不可欠です。しかし、家族も疲れていたり、不安を抱えていることが多いため、適切な支援が求められます。

鉄則:「家族の負担を軽減し、支える視点を持つこと。」

  • 家族の精神的・肉体的負担をこまめにチェックする。
  • 適切な介護方法をアドバイスし、負担を減らす工夫をする。
  • 介護疲れや孤立を防ぐため、必要に応じて相談窓口を紹介する。

5. まとめ:訪問看護の鉄則を守り、患者の「生活」を支える

訪問看護は、病院での看護とは異なり、患者の生活そのものを支える視点が求められる特別な医療サービスです。

訪問看護の鉄則として、
「患者の生活に寄り添い、価値観を尊重すること。」
「少ない時間と道具で、最大限のケアを提供すること。」
「リスク管理を徹底し、安全な環境を作ること。」
「チームで協力し、多職種と連携すること。」
「家族も含めたトータルケアを意識すること。」

これらを実践することで、訪問看護師は単なる「医療提供者」ではなく、患者の生活と人生を支える重要な存在となります。今後、訪問看護のニーズはさらに高まることが予想されるため、プロフェッショナルとしての姿勢を忘れずに、日々のケアを実践していきましょう。

 

 

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